僕が事務所にいると『DAI』と『Jr.』が帰ってきた。
時間的には午後3時過ぎと言った所だろうか?
早くに現場が終わったらしい。
DAI&Jr.「おつかれ〜」
おいら「おぉ、早いやん」
そんなありきたりな会話をすまし…しかし、なにやら二人は落ち着かない様子だ。
DAI「はよう(早く)…頼むで?」
Jr.「わかっちゅうちや!まかしちょってや!」
そんな会話の中、二人はいそいそと何やら準備をしている。
おいら「どうしたが?」
Jr.「いや、DAI君が、自分で髪を切ったがね?」
おいら「ふむふむ」
Jr.「で…見ちゃってや(見てやってや)」
見ると…そこには…どう例えればいいだろう?
ヤンキーの子供の様な髪型…とでも言えばいいだろうか?
(それさえ偏見だがw)
元々、短髪な髪の横を、バリカンか何かで刈っているのだ。
おいら「どうしたが?それ…」
DAI「いや、横がうっとうしくなって、自分で切ったがやけど…後ろは見えんき切れんがね?」
おいら「まぁ、そうやねぇ」
Jr.「で、俺が頼まれたが」
おいら「なるほど」
『DAI』は新聞紙を首と肩に巻き、
『Jr.』はバリカンを手に持っている…。
おいら「(バリカン?)」
おいらは心の中で呟いたが…
『DAI』が髪を切る時はいつもバリカンかカミソリなので、あまり深くも考えなかった。
事務所の外に出て、用意する二人。
DAI「ほんなら(そしたら)頼むで?えりあしをスッキリさせてや!」
Jr.「まかいちょって(まかしておいて)!」
そんな会話の中、作業(?)を始める二人。
座っている『DAI』。
バリカンを手に持っている『Jr.』。
それを見物しているおいらw。
『DAI』の要望は、えりあしをスッキリ…らしい。
が、『Jr.』が取った行動は…耳の上へのバリカン。
おいら「おい…」
思わず口に出てしまった。
えりあしだけを切るのじゃなかったのか?
Jr.「違うちや!後ろを合わせろうとしたら、横からいかなぁいかんて」
(違うって!後ろを合わせようとしたら、横からしなくちゃいけないんだよ)
DAI「ほんまかぇ…頼むで?」
Jr.「ほんまちや(本当だよ)」
そう言いながらバリカンでジョリジョリと髪を切る…いや、刈る。
ジョリジョリジョリ……ジョリジョリ………ジョ……
『Jr.』の手が止まる。
『Jr.』の考えでは、オシャレな髪型にしたかったらしい。
刈り上げ部分にラインを入れてみる…とか。
後ろをVの字にしてみる…とか。
そのV字のラインにこだわってみる…とか。
とにかく、何かしたかったらしい。
だが……それを、刈りながら考えたらしい。
そして…
気がつけば、後戻りできない所まで刈ったらしい。
ジョリジョリジョリ……………ジョ……………リ
Jr.「………まぁ、いいか」
おいら&DAI「いやいやいやいや!!!!」
まさに、『DAI』の髪型をまかされた『Jr.』。
まさに、なすがままになってる『DAI』。
その局面で、まさかの「まぁ、いいか」w
見れば…
当初の要望の「えりあしスッキリ」は完璧にこなされている。
そう、それはもう、100%。
なぜなら…えりあし自体が無いからである。
どう控えめに見ても、えりあしの部分が…刈り上げられている。
DAI「どうなっちゅーがな(どうなっているんだ)、今!?」
Jr.「だ…大丈夫ちや!まだ、こっから(ここから)やん!」
おいら「いや…うん…えっと………もっとVの字を強調したら?」
Jr.「そう!そうながって!今からやるき!」
DAI「ほんまかえ…大丈夫かえ…」
Jr.「大丈夫ちや!!」
おいら「………………」
そして……その時に出来上がった髪型は…
続くw。


